クロスバイについて

人間の足のサイズは、大なり小なり左右差があることがほとんどです。
左右差がある場合、どちらかの足に合わせてサイズを選ぶことになりますが、そうするともう一方の足にはフィットしないことになります。
サイズの合っていないシューズを履くことは、靴擦れや痛み、外反母趾など様々なトラブルの原因になります。
また、シビアなスポーツシーンではミリ単位の差がプレーに大きな影響を与えます。

右足と左足のサイズが違う方にとって、左右サイズ違いのシューズを買いたいという思いは常にあるのではないでしょうか。

でも、そのような買い方をすることは容易ではありません。
オーダーメイドをすれば自分の足に合ったシューズを作れますが、高コストである上に、そもそも選択肢があまりありません。
そのため、サイズ違いを2足買って必要な分だけを使ったり、中敷きや靴下などで調整をしてみたりと、様々な工夫をされているのが現状です。

そこで、クロスバイではこれらの問題を解決しようと考えました。
一つ目のアイデアは、2種類のサイズの商品を仕入れて、お客様の希望するサイズのセットに組み替えて販売することでした。
とてもシンプルなので既に一般的になっていてもよさそうなサービスですが、そうはなっていません。
それはなぜでしょうか。

理由としては、販売者側に難しい問題があるからだと思います。
「片方のサイズ違いのセットが売れたとしても、もう片方が売れる保証はない」

シューズ販売はただでさえ在庫リスクのあるビジネスです。その上、片方のセットが売れ残ってしまうリスクの分まで価格に転嫁すると、販売価格は相当に高くならざるを得ません。また、商品ラインナップを豊富に揃えることも難しいでしょう。

ニーズは確かにあるものの、ビジネスとして成立しない…

クロスバイは、これらの問題を解決するにはどうすれば良いかを真剣に考え、これまでにない新しい販売方法を考案し、ビジネスモデル特許を取得しました。

それは、「2種類のサイズの商品を仕入れて、お客様の希望するサイズのセットに組み替えて販売する」という方法に加え、「インターネットを使って日本中からマッチング相手を募集する」という要素と、「マッチングが成立したときだけ商品を仕入れて販売する」という要素をプラスしたものです。
こうすることによって販売者側にとっても、お客様にとっても大きなメリットが生まれます。

「インターネットを使って日本中からマッチング相手を募集する」
 ⇒ 広く募集することによってマッチング確率が向上

「マッチングが成立したときだけ商品を仕入れて販売する」
 ⇒ 売れ残りリスクがゼロ ⇒ 販売価格の抑制

そして、もう一つの大きな魅力として、「どんな商品でも対象になる」ということです。
販売者側としては、マッチングが成立した分だけ仕入れれば良いので、売れ残りリスクを気にする必要がありません。
サッカーシューズ、ランニングシューズ、トレッキングブーツ、高級ブランドシューズ、etc...世の中のあらゆる商品がターゲットになります。さらに、左右色違いや左右モデル違いも不可能ではありません。

もちろんこの方法もデメリットが無い訳ではありません。
・全てのマッチングが上手くいくとは限らない
・通常よりも購入までに時間が掛かる(マッチングに時間が必要かつ有在庫ではない)

これらはメリットとトレードオフの関係にありますので、完全に無くすことはできませんが、工夫することによって小さくすることはできます。

お客様、販売者のどちらにとっても、これまでにない買い方、売り方です。
未知の領域ですが、この新しい試みで日本のシューズ選びが少しでも豊かになれば幸いです。

クロスバイ
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